ナニワ商人の知恵と習慣

商売人と言われる大阪人のDNAに宿る「ナニワ商人(あきんど)」の知恵と習慣

2013-09-28から1日間の記事一覧

裏金は「お悪」(3-3)

お悪はごく一部の利潤のために動くものだから、たちまち悪事が露見した場合にはストップしてしまう。これは昔も今も同じことである。が、こういった時代にこそ新機軸の金の運用が新しい方法で儲けの糸口になるものだ。 時代の間隙を縫うというやつだ。世間で…

裏金は「お悪」(2-3)

この職種は、将軍とか大名の身のまわりの雑務を一手に引き受ける役人であり、祝言事があったり、衣配りといわれる一門一統や奉公人一同に衣服を配る習慣の予算を一手にもしていたわけだ。だから、この小納戸方に袖の下とか鼻薬を嗅がせておけば、それなりの…

裏金は「お悪」(1-3)

どの時代にも、常に好況の時と不況の時がある。どちらの割合が多いかということになると、やはり不況の時代の方が多い。山が少なくて、やはり谷が多いということになる。どの時代も商売人も庶民も暮しにくいのが常である。 なぜ、そういうことになるかという…